人によって快適と感じる温度にも違いはありますし、男女の平均体温も違うことから体感温度が異なるものです。暖房や冷房温度で夫婦喧嘩になるというのも体のメカニズムからしょうがないことなのです。では誰もが快適に感じる「優しいあたたかさ」とはどんなものでしょうか？
それは、床、壁、天井の表面温度と室内の空気温度が快適な同温度になっている状態。そのためには、高性能な断熱材と床材等に隙間がないこと。冬でも子どもが裸足で歩けるあたたかさ、が理想です。

お客様とご家族の生命を守る為に、提供する住宅は耐震強度3+αの最高レベルを標準にしています。
草原などの平地にいる時地震に遭遇しても命を落とすことはないでしょう。しかし、命を守る住まいが脆弱なつくりのために凶器になることが無いように耐震・耐久性にこだわります。
頑丈な構造は、柱等の木材は乾燥材を使用し、構造計算から必要な金物で補強。さらには、断熱材自体が構造的に強度の高いものを使用すると万全になります。

地震に強くつくっても、その強さは持続しなくてはいけません。地震は明日来るのか、10年後か、30年後かはわかりませんので。
つまり、家は高耐久であること、経年劣化が少なく済むことが大事なのです。
屋根材や外壁等、目に見える部分は定期的なメンテナンスが可能となりますが、目に見えない壁の中はそう簡単にはいきません。最近では、異常気象により大雨・洪水の被害も増えて来ました。床や壁の断熱材が水に強い、ということも家を長持ちさせる秘訣なのです。

人が口から摂取する物質は、飲食物が15％であるのに対し、空気は85％にもなり、そのうち約60％が室内空気と言われています。室内空気質がいかに大事なのか解るかと思います。室内空気に有害な化学物質やカビの胞子やダニの糞などのハウスダスト、CO2濃度を計算して計画的に換気し、清浄な空気環境を保持させています。
計画的な換気を機能させるためには、家の隙間が少ないことが何よりも必要なこと。そのため、一棟一棟、家の隙間を計測する「気密測定」を実施し、しかるべき隙間量になるよう調整を図っています。

健康に暮らせるはずの住宅が病気の引き金になったり、家庭内事故を誘発させたりしないために、室内の温熱環境と空気環境が重要となります。
そしてもうひとつ、「家と人」の健康を阻害するのが「結露」です。冬、窓がくもりガラスとなり、やがて水滴とり流れ落ちる。結露はカビやダニが発生する原因となり、空気を汚す原因となります。
見える結露は拭くことが出来ますが、厄介なのは目に見えない壁の中で発生する結露。結露は家を腐らせる可能性もあるのです。

ZEHは、国が推進する住宅省エネ政策の目標モデル。断熱性能の高い家と省エネ設備で消費エネルギーを減らし、さらに太陽光発電などによりエネルギーを創り出し、暮らしに使うエネルギーの収支をプラスマイナスゼロにするのが基本的な仕組みです。
私たちは、なるべく設備に頼らず、住宅性能を高めるために手間隙をかけることでゼロエネルギーを目指しています。断熱、気密にこだわるのは、すべてはお客様のため。
ファーストプランテクノはZEH登録ビルダーです。